目的:「食の魅力を引き出し日々の食卓に繋げ、
一人ひとりの心地良い状態を引き出すこと」
学問としての食に初めて興味を持ったのは高校時代。
チアリーディングに打ち込む中で、
食の持つ力に一気に引き込まれました。
“人は食べたもので作られる”と言いますが、
全国大会に向けて食事の面からも身体作りをする中で、
体力、そしてココロの持ち方もガラリと変わりました。
30分走り続けることさえつらい、
毎日筋肉痛、身体は硬くてブリッジさえできない……
誰がみても厳しい状況からのスタートでしたが笑、
持久力、筋力、柔軟性を少しずつ高めて一つ一つ出来るようになり、
もちろん失敗もつらいこともありましたが、
その都度前向きに切り替えるマインドを身につけました。
食の力を引き出すこと=なりたい自分を作り出すこと、
その発見にわくわくし、大学は食物学科へ。
大学時代は生化学・栄養学にすっかり魅了され、
通学電車の中では、見ず知らずのご年配の方に将来の夢を聞かれる程、
手作りのノートや教科書を繰り返し読み研究室に通い、
卒業後は、食品会社に就職。
食品会社では主に営業職を経験させて頂きました。
そもそも描いていた、身体やココロを整える食の世界から少しずつ距離を感じ、
目の前の仕事に熱中すると、早朝も夜遅くになってでも働きたい性分がゆえに、
自分自身も丁寧な食事づくりにまで到底手が回らない生活になっていました。
楽しくてやりがいも感じていた反面、そのような生活では年に1度は身体を壊し、
どこかで大切な部分を犠牲にしている空虚感もありました。
その頃出会ったのが中医学薬膳でした。
その後日本薬膳師を取得し、
パーソナルシェフとして約2年で8軒のクライアント様に400回以上訪問。
様々なニーズ・体調に合わせた献立作成・調理を経験。
そして、2020年4月、コロナ禍においては今までの学びと経験を活かし、
自然栽培や有機農法で育った旬の野菜を多用したお弁当の販売もスタートしました。
旬の野菜の力を引き出した料理は、きっと免疫力アップに欠かせないと感じたからです。
有難いことに近隣の在宅勤務の方や子育てに忙しいお母様などから口コミで広がり、
ケータリングやイベント出店などもさせて頂き、
2年間で約2,000食、薬膳季節弁当を作らせて頂きました。
仕事や趣味、勉強、その他何に打ちこむにも、
“今の自分を大切に、なりたい自分を作り出す日々の食事”。
やはりここがベースであって、
食の力を引き出して食卓を楽しむことの大切さを改めて確信しました。
いろいろな事がある毎日、
自分の身体やココロが心地よい状態に立ち戻る時間はありますか?
講座の中では、中医学薬膳の基礎理論をベースに、
忙しい毎日でも負担なく毎日継続できる内容で、
お一人お一人の心地よい調和を作る献立づくりを楽しんでいきます。
目指すのは家族みんなでおいしく囲めて、
お一人お一人の持ち味が最大限引き出される心地よい食卓づくりです。
《 ”空と寧”について 》
"空"は私たちの心を温かく包み込みます。
朝昼晩・四季で巡る空の彩り、
夜明け前の柔らかな色の空、
夕暮れ前のパレット色の空。
"寧”は、家の屋根+人の心+料理を盛りつける器を表す文字であり、
さらに神様にお供えする台=丁が組み合わさっています。
毎日に感謝して、心がほっと落ち着く食卓の時間を。
より多くの人が暮らしの中でほっと幸せを感じ、
日々自分らしくわくわく楽しめますように。